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2021年1月21日

ロレックスの歴史は腕時計の歴史

高級腕時計の代名詞にもなっているロレックスは、腕時計の歴史そのものを刻んできたとも言える時計メーカーです。創業者ハンス・ウイルスドルフは1881年にドイツで生まれ、1905年にイギリスのロンドンで時計商社を設立しました。当時の主流は懐中時計であり、腕時計は精度が低く実用性がないと考えられていました。しかし彼は腕時計に大きな可能性を見出します。

ロレックスの名前は1908年に商標登録されました。これはヨーロッパ人なら誰でも発音しやすく、覚えやすいように考案された造語です。1910年、腕時計としては世界で初めてクロノメーターの認証を受け、精度の高さを証明します。1919年には本社をスイスのジュネーブに移し、以後はここを本拠地とします。

1926年、完全密閉型のオイスターケースを使用した、世界初の防水腕時計を開発します。翌年にはロレックスの腕時計を装着した女性記者がドーバー海峡を泳いで横断し、防水性をアピールしました。1931年には世界初の自動巻機構であるパーペチュアルムーブメントを開発。1945年には、やはり世界初のカレンダー機能付き腕時計を発表します。

防水機能、自動巻機能、カレンダー機能はロレックスの三大発明とされています。その後もエベレスト登頂や大陸横断飛行など、さまざまな場面で活躍してきました。常に最先端の技術を取り入れると同時に、芸術性をも兼ね備えた最高級ブランドと言えるでしょう。

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