ブランド品の高級機械式時計の市場では、ヴィンテージモデルと呼ばれる数十年前に発売された品物が流通しています。ブランド品の高級機械式時計は、その耐久性の高さと長い歴史との中で、数十年前のモデルが今でも現役で動かせるからです。その中でも、特に価値の高いものは希少品として取り扱われ、ブランド品の高級機械式時計の中でも特に高額で取引されます。例えば、ロレックスは希少なヴィンテージモデルが多く存在するブランドの1つです。
ロレックスのラインナップの中でも人気の高いデイトナには、ポールニューマンモデルと呼ばれる希少なモデルがあります。ロレックスのヴィンテージモデルの中でも特に高額で取引されるモデルの1つで、数百万の値が付いたこともあるものです。また、同様に人気の高いサブマリーナにも、赤サブや軍サブ等の希少なヴィンテージモデルがあります。赤サブは一時期のみ生産されていたもので、文字盤の「SUBMARINER」の文字が赤いという特徴を持つものです。
ロレックスのヴィンテージモデルとして有名なものの1つで、これも高額で取引されています。この他にも、発売当初はそれほど注目を集めなかったものの、コレクターの人気が高いヴィンテージモデルもあります。ミルガウスはその代表の1つで、初代と二代目のものは特に人気が高く、特に希少な初代のものはデイトナのポールニューマンモデルよりも高額で取引された事があります。このように、ブランド品の高級機械式腕時計には、ユニークなヴィンテージモデルが多くあるものです。
歴史が長い時計メーカーは、生産時期によって細かい仕様の違いが生じますが、その些細な違いにさえコレクターやファンを魅了する魅力があるのです。