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2020年9月30日

レザー製のブランド品に使うスエードとヌバックの違い

レザー製のブランド品の中には起毛加工が施されたものもあり、スエードやヌバック等と様々な呼び名があります。どれも似たように思えますが、加工の方法や過程によって呼び名が違っているものです。例えば、スエードは革の裏側をヤスリで加工して起毛させたものです。スウェーデンで考案された事から、その国名を取ってスエードと呼ばれます。

毛足が長く、毛自体も荒々しさがある特徴があります。一方、ヌバックは革の表側をヤスリで加工して起毛させたものになります。スエードとは逆に毛足が短く、毛も細やかで繊細な仕上がりです。ブランド品に用いられるレザーとして、起毛させたレザーには、スエードやヌバック以外にも存在します。

例えば、バックスキンと呼ばれる鹿革を利用したものです。雄の鹿革の表面だけを利用したもので、起毛素材の中でも特に高価な製品となります。この他にも、ベロアと呼ばれるものもあり、これは成牛の革の裏側を起毛させたものです。このように、同じ様に見えてもよく見ると特徴が大きく異なります。

違った名称がつけられているのには、それぞれに明確な特徴があり、違いを区別する必要があったからです。ブランド品に用いられるレザーとして特徴的な存在ですが、スムースレザーに比べて水に弱いという特徴があるので、取り扱いに注意が必要です。防水スプレーの吹き付けは必須で、少しでも水に濡れたらすぐに対処しなければいけません。ただし、物自体は非常に丈夫なものですから、手入れさえ適切に行えば、独特の美観を維持しながら長く利用できます。

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